2014年6月16日月曜日

zero

私たちはいつもゼロから這い上がってきた。
一つの爆弾がすべてを焼き尽くした時も、
大波がすべてをさらって行った時も、
ゼロからまたやりなおした。
私たちは奪い合わなかった。
私たちは隣の人の手を取り、笑って前を向くことを選んだ。
明日があるなら行こうと言って、
泣く人を励まし、心ない人を悲しみ、
心にある光を信じた。
夢がチカラになることの意味を
深く心に刻んで生きている。
そうして作った平穏な世界に時々ぼおっとして
大きな相手をリスペクトしすぎるあまり
自分たちの体のように
こころまでも
鍛え上げた技までも
小さいと思い込んでしまうんだ。
私たちは小さな島に住み、小さな体を持ち
思慮深い考えと
賢さと
品格と
美しさを重んじる
世界に恥じない日本人だ。
明日また奪われるかもしれないのに
この島を捨てきれない
今こそ自分に問いたい。
日本人だって胸はって言える?


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