2013年5月25日土曜日

いろんな数にまつわる因縁のおはなし

サー・アレックスのホーム最終戦。
オールドトラッフォードではウソみたいな劇的ゴールで勝利したユナイテッド。
こういう試合にこんな勝ち方するってところがいかにもこのクラブらしい。
そう、シンジが入らなければせいぜいベッカムやクリスチアーノ・ロナウド、ルーニーなんかのスターが居たもしくは居るチームと言うぐらいの認識しかありませんでしたよ、ええ。
ところが今や、チームの誰それの背番号と顔がわかり、プレーの特徴やポジションのことなんかまで素人ながらに知ってるんだから不思議なもんだ。
これもひとえにシンジが頑張って、ユナイテッドっていうビッグクラブに入ってくれたおかげで、一選手のファンになっただけなのになんだかいろーんなことにも興味が広がって、彼と一緒にどんどん上へ上へと上って行くような感覚を味あわせてもらった1年でした。
マンチェスターはいつもお天気が悪いなんてこと、考えもしなかった。
それからこの試合の後の優勝メダル授与のセレモニーを観ていて感じたことがある。
スターになる星の元に生まれてきたような人や、世界的なクラブなんてものには不思議な因縁ってあるものです。
上の写真はファーガソンのスピーチ中の一コマだけど、これはカメラマンが意図してこの二人の背中を抜いたんだと思うんだけど、言わずもがな今期加入したシンジとファン・ペルシ。
ペルシは言った。
リーグ優勝を勝ち取れればチームにとって20個目のタイトル。
背番号20をつけてチームに20個目のタイトルをもたらすって。
そしてその通りになった。
プレミア得点王にもなって。
もちろんアーセナルでも得点王だったけど、1度も優勝していない。
年齢は29歳、サッカー選手では若くない。
ペルシは優勝したくて、ライバルチームに禁断の移籍をしてきた。
シティからまたはリバプールからユナイテッドへってほどではないにせよ、この移籍はサプライズだった。
彼の気持ちはよくわかる。
アーセナルから出たかったわけでもないと思う。
ただ、タイトルってものを穫ってみたかったのだ。
あと何年サッカーが出来るかわからない中で、タイトルの穫れるチームに移籍した。
でも、サーは既に完成した選手は穫らないってよく言われてる。
いつも先を見越して若い才能を見抜き育てることに定評のある監督だったはず。
でも、ペルシを穫った。
この点でもサプライズだった。
だけど、結果としてペルシ穫ってなかったらこの優勝はなかったかもしれないという程、1年目でフィットして活躍した。
後付けだけど、サーはすでに引退を決めていて、今年優勝するためにペルシを穫ったのではないかと言う人もいる。
そう言われるとそんな気もするけどそれはサーにしかわからないだろう。
そして、その横に(たまたまなのか導かれたのか)いたシンジの背番号26はセレッソでもつけた本人も馴染みのある番号である。
しかしこれもファーガソンの26年というキャリアと同じっていう因縁めいた数字なのだ。
26ってゴールドの文字が入った記念ユニフォームも作られた。
ちゃっかりシンジが着てても違和感ない。
ペルシがサーが勝って引退する為に穫った即戦力ならば、シンジはユナイテッドの未来やってワタシは思いたい。
だから彼の26って節目の番号を背中にぽんと押されたような気がしてならない。
そうです。
シンジ馬鹿だからです。
『シンジはユナイテッドに違いをもたらす』そうシンジて連れて来たとワタシはシンジてる。
いいんだ。
夢見るのは自由ですからっていつかシンジも言ってた。
ユナイテッドがCLを穫って、その中心にシンジが居る。
できればその相手がクロップのドルトムントなら失禁するほど嬉しい。
それが一ファンのワタシの今の夢だ。
どうもこの夢の劇場なら叶いそうな気がしてくるから恐ろしい。
ビッグクラブの魔力。
さてと。
ペルシもそうだけど、シンジもファーガソンが最後に穫って来た選手だ。
シンジに至っては、『名将が最後のシーズンに穫ってきた最初にして最後の日本人』ってたいそうなものまでついちゃった。
そりゃ、現在進行形の伝説って言われますよねえ。
でも、ほんとよこれ。
サッカー史に残るからね、完全に。
その歴史をオンタイムで観られていることは幸せ。
なんだか本当になんか持ってる人にはこういった感慨深い偶然がついてくるんやなって思う。
そう言ってると、ビュットナーは?パウエル君は?ってなるけどそれはまあいいじゃん。
でも、このホーム最終戦にしてもチームのベテランでロッカールームのボス的なファーディナンドが5年ぶりに終了間際にゴール決めて勝つとかだし。
(そういえば背番号は5だな)
ほんとの最終戦ではペルシ、シンジ、ビュットナーの新加入選手がみんな得点してるんだよねえ。
それとこれはあんまし関係はないけど、今年はJリーグも20周年。
そんな年にプレミアで優勝する日本人が出て来たってことも感慨深いのではないでそーか?
それからシンジは巳年の年男。
こじつけようと思えばいくらだって出て来るのだ。
しかも、案外こういうのがワタシは好きだ。

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