2013年5月30日木曜日

ONLY FOR YOU

あんまりサッカー馬鹿が過ぎるので、
(というよりもシンジバカか)
今日はちょっと音楽のお話。

お気に入りのアーティストが出すアルバムって
その中に好きな曲があろうとなかろうと
またはそれを知ろうと知るまいと
とりあえず買っちゃうタイプのわたし
そうなるとその時期好んで聴いていたアーティストのアルバムはだいたい複数枚あることになる。
すると必ずその中に「秀逸やなあ〜。」という一枚が出てくる。
もろワタシ的にが大前提だが。
例えばスチャダラパーなら『 WILD FANCY ALLIANCE』だし、
オリジナルラブなら『 LOVE! LOVE! & LOVE!』
LOVE TAMBOURINESなら『Cherish Our Love』だ。
なんか古いな。
しかもファースト率高いよね、どうしても。

もう今は昔、
SAKURAを好んでよく聴いていて
最近また密かにマイブームになっているのが『LOVE ON WINGS』
ミニアルバムとかなしにすればこれはセカンドかな。
まあ、とにかく
なにがいいってまず歌えます。
これは大事です。
わたし歌いたいんです。
音楽聴きながら。
なので気持ちよく歌えるのが基本好き。
そしてこれはそう言う意味でとても気持ちよいアルバム。
それからなんつっても歌詞がいいです。
ほぼSAKURAが自分で書いていると思われますがバイリンガル(英語以外もいけるかもしれないけど)なので英語の歌詞もするりと入ってくる感じ
なんつーかいきなりぶっ込んでくる感じがないというか
うまく言えないけど。
歌詞って似たようなこと歌っていても心に響かないときは響かないし
とっても微妙なものやとおもうんやけども
このアルバム聴いてると
「めっちゃ恋してますやん。」と思うんですな。
例えばね
『back to back』という曲。
これは一言で言うと友達が心配する程盲目的に一人の男性にのめりこんじゃってる女の子の歌で
それに

—彼が 私の髪にふれるたび
 どうしようもなく 感じるの

っていう一節があるんやけど
この感覚はマジに盲目的に恋しちゃった経験ないとない感覚やなあと思って
ちょっとゾクっとするのだ。
それこそ恋に堕ちないとわからない感覚。
“感じる”って表現以外にはなくって
胸がはりさけそうとか
ドキドキして心臓口から出そうとか
そういうんじゃ駄目なんだな。
本当に好きな人には
多分指の先と指の先がふれただけでも
ビリビリってしびれちゃうような
一発で腰砕けちゃうような
そういう感覚があって
そういうのをすごく“感じられる”

あとは別れの曲もいいんです。
『君のために』
一人称は僕なんだけどこれがなかなかせつない。

—悪い夢から覚めて 抱きしめ合えないのか
 何もなかったように

ここが特に好きだな。

—君の唇がため息にかわいて

という言い回しも切ない
もうそれだけで彼女に心がなくなっているのがわかるじゃんか。

恋の始まりって感じのかわいいので言えば
『Tell Me』

—Tell me この世であなたの好きな場所が
 Baby この腕の中だといいのに いいのに

 どうして帰らなきゃ いけないのいつも
 二人の GROOVE 壊さずにとけあいたいのに

なんか弾む。

あといちばん気分なのは
『ONLY FOR YOU』

—あなたのことをいつも 想っているわ
 離れていても あなたのことばかり OH BABY

   "BABY BABY I LOVE YOU"

  夢の中なら言える この心は ONLY FOR U ONLY FOR U
 LOVE YOU WITH MY HEART AND SOUL
 ため息が出るほど この心はONLY FOR YOU

寝ても覚めても。
いやはや恋ってやつは。
LOVE YOU WITH MY HEART AND SOULだぜちくしょー。
恋しちゃってる人も
恋しちゃった気分を思い出したい人も
『LOVE ON WINGS』おすすめです。
是非。

ワタス?
ワタスはもちろん完全に恋に堕ちちゃってるのでね。
“わかりますわかりますその気持ち”やで。
ちなみにスチャダラの『WILD FANCY〜』を聴けば
“わかりますわかりますその気持ち”がわかります。

2013年5月25日土曜日

いろんな数にまつわる因縁のおはなし

サー・アレックスのホーム最終戦。
オールドトラッフォードではウソみたいな劇的ゴールで勝利したユナイテッド。
こういう試合にこんな勝ち方するってところがいかにもこのクラブらしい。
そう、シンジが入らなければせいぜいベッカムやクリスチアーノ・ロナウド、ルーニーなんかのスターが居たもしくは居るチームと言うぐらいの認識しかありませんでしたよ、ええ。
ところが今や、チームの誰それの背番号と顔がわかり、プレーの特徴やポジションのことなんかまで素人ながらに知ってるんだから不思議なもんだ。
これもひとえにシンジが頑張って、ユナイテッドっていうビッグクラブに入ってくれたおかげで、一選手のファンになっただけなのになんだかいろーんなことにも興味が広がって、彼と一緒にどんどん上へ上へと上って行くような感覚を味あわせてもらった1年でした。
マンチェスターはいつもお天気が悪いなんてこと、考えもしなかった。
それからこの試合の後の優勝メダル授与のセレモニーを観ていて感じたことがある。
スターになる星の元に生まれてきたような人や、世界的なクラブなんてものには不思議な因縁ってあるものです。
上の写真はファーガソンのスピーチ中の一コマだけど、これはカメラマンが意図してこの二人の背中を抜いたんだと思うんだけど、言わずもがな今期加入したシンジとファン・ペルシ。
ペルシは言った。
リーグ優勝を勝ち取れればチームにとって20個目のタイトル。
背番号20をつけてチームに20個目のタイトルをもたらすって。
そしてその通りになった。
プレミア得点王にもなって。
もちろんアーセナルでも得点王だったけど、1度も優勝していない。
年齢は29歳、サッカー選手では若くない。
ペルシは優勝したくて、ライバルチームに禁断の移籍をしてきた。
シティからまたはリバプールからユナイテッドへってほどではないにせよ、この移籍はサプライズだった。
彼の気持ちはよくわかる。
アーセナルから出たかったわけでもないと思う。
ただ、タイトルってものを穫ってみたかったのだ。
あと何年サッカーが出来るかわからない中で、タイトルの穫れるチームに移籍した。
でも、サーは既に完成した選手は穫らないってよく言われてる。
いつも先を見越して若い才能を見抜き育てることに定評のある監督だったはず。
でも、ペルシを穫った。
この点でもサプライズだった。
だけど、結果としてペルシ穫ってなかったらこの優勝はなかったかもしれないという程、1年目でフィットして活躍した。
後付けだけど、サーはすでに引退を決めていて、今年優勝するためにペルシを穫ったのではないかと言う人もいる。
そう言われるとそんな気もするけどそれはサーにしかわからないだろう。
そして、その横に(たまたまなのか導かれたのか)いたシンジの背番号26はセレッソでもつけた本人も馴染みのある番号である。
しかしこれもファーガソンの26年というキャリアと同じっていう因縁めいた数字なのだ。
26ってゴールドの文字が入った記念ユニフォームも作られた。
ちゃっかりシンジが着てても違和感ない。
ペルシがサーが勝って引退する為に穫った即戦力ならば、シンジはユナイテッドの未来やってワタシは思いたい。
だから彼の26って節目の番号を背中にぽんと押されたような気がしてならない。
そうです。
シンジ馬鹿だからです。
『シンジはユナイテッドに違いをもたらす』そうシンジて連れて来たとワタシはシンジてる。
いいんだ。
夢見るのは自由ですからっていつかシンジも言ってた。
ユナイテッドがCLを穫って、その中心にシンジが居る。
できればその相手がクロップのドルトムントなら失禁するほど嬉しい。
それが一ファンのワタシの今の夢だ。
どうもこの夢の劇場なら叶いそうな気がしてくるから恐ろしい。
ビッグクラブの魔力。
さてと。
ペルシもそうだけど、シンジもファーガソンが最後に穫って来た選手だ。
シンジに至っては、『名将が最後のシーズンに穫ってきた最初にして最後の日本人』ってたいそうなものまでついちゃった。
そりゃ、現在進行形の伝説って言われますよねえ。
でも、ほんとよこれ。
サッカー史に残るからね、完全に。
その歴史をオンタイムで観られていることは幸せ。
なんだか本当になんか持ってる人にはこういった感慨深い偶然がついてくるんやなって思う。
そう言ってると、ビュットナーは?パウエル君は?ってなるけどそれはまあいいじゃん。
でも、このホーム最終戦にしてもチームのベテランでロッカールームのボス的なファーディナンドが5年ぶりに終了間際にゴール決めて勝つとかだし。
(そういえば背番号は5だな)
ほんとの最終戦ではペルシ、シンジ、ビュットナーの新加入選手がみんな得点してるんだよねえ。
それとこれはあんまし関係はないけど、今年はJリーグも20周年。
そんな年にプレミアで優勝する日本人が出て来たってことも感慨深いのではないでそーか?
それからシンジは巳年の年男。
こじつけようと思えばいくらだって出て来るのだ。
しかも、案外こういうのがワタシは好きだ。

2013年5月8日水曜日

ファギー、クラブ辞めるってよ

優勝決めたピッチにそこそこ活躍した状態でフル出場で立っていられた状態に
こうなんだか妙にしみじみとした気持ちになった。
本人的にちっとも満足してないのはわかってるし、いやっったぁ!!という感じより
も、こんなところに日本人がいることがすごいなあと単純に思った。
それにしても、最近調子上がっていて、連携もよくなってきてギグシーとかとじゃれたりして、いいやん、雰囲気いいやん。
さあ、アーセナルかチェルシーどっちかでもいいから出しとくれよ!!と期待が高まっていた分、実際は全く出番なしで。
「なんじゃあ〜!こりゃあああああ!!!」
とジーパン刑事並みに叫んだのは言うまでもない。
そう、母さんシンジバカだから当然と言えば当然。
だけどそう思っているのは何もシンジがかわいい人ばかりではない模様で。
Twitterでは香川出せツイートがかなりあったとかなんとか。
もう、つまんねえ。
ファーガソン辞めちまえ。
そんなこと言う人結構いたよね。

ほら。
じいちゃん。
辞めてもうたー!!

おい。
大丈夫なんこれ?
シンジ、大丈夫なん?!
何故か今日、勝手に録画されていた『ミュンヘンの悲劇』の映画を観たところ。
かえすがえすもえれえクラブに入ってもうたなあ・・・。
そらシンジもサー・ボビー・チャールトンに会った時、心なしかきおつけ!みたいな形になるよね。ぷすす。
そんな矢先も矢先。
ファーガソン退任。
なんじゃそら。
そらもう71歳。
移動だけでもかなりしんどいはず。
何時辞めたかておかしくはなかったんや。
手術なんて記事もあったし。
今がいいタイミングなのもわかる。
わかるけどよう・・・。
なんかのう。
せめてあと1年。
見守って欲しかった気もする。
後任監督についてはエバートンのモイーズが有力とか、案外モウリーニョ来るでとか、
クロップ来い!とか、それぞれの監督によって香川はどうなるとかいろいろ言われておりますが
シンジを口説いたときのサーの「信じて欲しい」という言葉と
わざわざドイツまで来て連れてきた最後の子ってこと
それから「来期はもっとよくなる。」と何度も繰り返していることを
よい方にとらえたい。
2年目の勝負がますますでかいものになりそうだな、シンジよう。
でも。
壁は高ければ高い方が超えたときは気持ちいいもんなってあれ、
ミスチルの歌。
男の子は好きでしょう?

とにかく。
サー・アレックス・ファーガソン。
シンジをプレミアに連れてきてくれてありがとう。
今度はサーの見る目はやっぱ違うねってとこを証明するっしょ。
うちのシンジが。