2013年9月24日火曜日

孤軍奮闘

この3連休はいつもにも増してサッカーの試合を観たような気がする。
ビデオに撮ってあったシャルケのCLの試合。
ウッチーのCL初ゴールはやっぱちょっとウケた。
でもこれが試合の流れを変える文字通りのラッキーゴールとなって結局3-0で勝つんやけど。
ゴールはもちろんGJやけど、それ以上に攻守に駆け回ってよいパフォーマンスをしていたからサッカーの神様からのご褒美的な感じで実にほっこりした。
サッカーの試合でほっこりするとか、そらウッチーももっと普通のがよかったて言うわね。
しかしね。
ひとりのゴールが流れを変えるってこともあるかと思えば、一人気を吐いて頑張っても何も変わらない時もあるんだよ。

インテルvsサッスオーロ。
聞いたことないチームやなあと思ってたら今期セリエAにあがってきたチームだとか。
ここのところ長友がいきなし2試合連続ヘッドでゴール決めたりして負けのない好調さをキープしてるけど、監督でこうも違うかって思うね。
ピリッとしまってるっていうか、期待しちゃうね。
選手は出て行かれてばかりでこれというビッグネームもいなくなっちゃったインテルやけど、さすがに上がってきたばっかりのチームには格の違いを見せつけて
7-0。
チーム記録のスコアで勝った。
ワタシは日本人なので長友がアシストして先制して、インテル大勝で手放しに嬉しいが、サッスオーロのある選手を観ててとても切なくなってしまった。
スケロット。
聞いたことある名前やと思ったら、元インテルの選手やとか。
ぼこぼこ点を決められて、怪我明けのミリートがおかえりなさいゴールを決めたりしてもうイケイケの敵軍とほとんど戦意喪失して灰になっている味方の中で
スケロットだけが気持ちを出して頑張ってた。
なんとか1点でも返したい。
たったひとりドリブルで仕掛けて、DFをかわし突破していく場面はちょっと心が熱くなった。
試合終了の笛が鳴ったあともピッチに座り込んで立ち上がれず、涙を流している彼はきっとまだまだよいフットボーラーになるなと思った。

さ、楽しみにしてたマンチェスターダービー。
せっかく次の日も休みやし、起きて観てたのに、終わってみたら4-1やて。
シティにぼっこぼこにされましたわ。
確かにシティは素晴らしかったけれど、ユナイテッドはメンバー昨年のチャンピオンやで?
ペルシいないとここまでへぼいか?
そんな中。
移籍問題や監督との確執でサポーターからもいろいろ言われてたルーニー。
一番チームに愛情がないと思われていた彼だけがなんとかしようとしてた。
イエローまでもらって、組み立てて攻撃して守備もして、意地でフリーキックで1点返して。
終わった後はこうコメントしたとな。
「糧にしないといけない。」
ルー兄ぃぃぃぃぃ!!
かっこええやんかいさ。
シンジが言ってた、あれだけチームのためにプレーできる選手は居ないと。
チームメイトに文句一つ言わず、カバーに入って素晴らしい選手。
大好き!って。
ああなりたいとまで言ってた。
後半の交代カードを切った時点ではもう、シンジでもチチャリートでも結果は変わらなかっただろうとベンさんは言ったけど、それでもやっぱり
孤軍奮闘するルーニーの仕事を少しでも楽にできたのはシンジやったと思うから。
後半はじめから思い切った采配してもよかったと思う。
新監督の今やから逆にできるかもしれないのに、ちょっとビビって守りに入りすぎな気がしてしまうな、モイ爺。
ルーニーだけがひとり、マンチェスターダービーを戦っていた。
やっぱり胸が熱くなった。
シンジがハット決めた時に、
ウェイン・ルーニーこそパーフェクトフットボールプレイヤーだと思ったのは間違いやなかった。
きっとよいシーズンを送れる。
送って欲しいと思う。
そんなルー兄をベンチから
「大好きや。」
と見つめていたのかどうなのか。
そんなん言うてる場合とちゃうで、
オレが出たら勝ってたわ!!くらいの気持ちでどんどんやっていって欲しい。
風邪ひいてんとな。
頑張ってる人にはきっと何かが降りてくる。